会員コラム「私の宝」のご案内
本会発行の広報誌「宅建NEWS」にて連載中の会員投稿コラム「私の宝」。
毎号、会員の方が個人的に暖めてきた大切なことや、思い入れのあるエピソード、大好きな趣味や人生観を気ままに語っていただくコーナーです。
相棒の道具たちと共に歩く
有限会社ファーストホーム(埼玉西部支部)
代表取締役 鈴木 陽一 さん
10代の頃から始めた3つの趣味
私の宝、それは「歩く」事に密接な関係を持った趣味のゴルフと写真とオートバイです。
10代の頃から始めた3つの趣味のうち、最近スコアが80を切れず過渡期に入ってしまったゴルフ。こうなるとラウンド中に景色を楽しんだり、名も知らぬ野鳥をじっと眺めたり昆虫を追いかけ回したり、草花を鑑賞したりして気分を紛らわしますが、そちらのほうが断然楽しいのです。
離れていた趣味を再開し“ハマる”
一旦は離れていた写真とオートバイも、あるきっかけから再開することになったのです。
オートバイは管理物件のオーナーさんが所有していたものを「いらないので引き取ってくれ!」と頼まれまして。写真は、友人であるプロの写真家の勧めで古いカメラを高品質のフルサイズ一眼レフに買い換えたことからです。
そうなると、それらを写真に残そう!そして名前を調べよう。そう思うようになり、事あるごとにカメラ片手にオートバイで出掛けるようになりました。最初はなかなか上手に撮影することが出来なかったのですが、うまくいかないとのめり込んでしまう新しい物好きの私は、案の定、写真にハマっていきました。
苦手克服の機会を与えてくれたスタッフたち
ハマりだした私は、山へオートバイで出掛けた時には走行可能な所まで行き、その後は徒歩で山道を歩 き、画になるような被写体を探し彷徨っています。歩くのが苦手な私。でも何故歩き回れるのだろう?
それは50歳の節目に強制的に歩かされた経験からではないかと今振り返れば感じています。スタッフたちの企てで、50歳の節目の誕生日に富士登山を経験しました。
愛煙家の私は息切れするだろうし絶対に無理だ!そう思っていましたがスタッフたちと励まし合いながら、登頂できた事で足腰に自信がついてしまったのです。自信がつくと恐ろしいもので、どんな所でも、すいすい足が前に出て行きます。本当に不思議です。
体力が衰えると出来なくなる三つの趣味。今後は身体を鍛え、三つの相棒である道具を大切にしていきたいと思います。
最後にもうひとつ。歩くことが苦手であった私を無理やり富士登山へ連れ出してくれたスタッフたちも私の宝であり感謝しなければいけないと心の中で思う今日この頃なのです。
広報誌「宅建NEWS」2017年秋号掲載