会員コラム「私の宝」のご案内
本会発行の広報誌「宅建NEWS」にて連載中の会員投稿コラム「私の宝」。
毎号、会員の方が個人的に暖めてきた大切なことや、思い入れのあるエピソード、大好きな趣味や人生観を気ままに語っていただくコーナーです。
山旅
hana house有限会社(埼葛支部)
代表取締役 阿部 美紀 さん
瞼に焼き付いた幼少期の景色
1番初めに登った山は、白馬岳。10歳の時です。山好きな大人に半ば強制的に連れられ登った訳ですが、その山頂からの景色の美しさは半世紀弱を経た現在でも鮮明に瞼に焼き付いています。
以来、山に魅了され、夏は登山、冬はスキーと多くの時間を山で過ごしてきました。子育て中、山から離れた時期もありましたが、大自然に包まれ、煩雑な日常から解放される山時間が忘れられず、40歳頃より再び登るようになりました。
日本地図を広げて山を巡る
仕事の合間に近郊の山に登っている内に、日本百名山というものを知り、今まで登った山を数えてみると、50座以上あることが分かりました。同時にこの百名山完登を目指している方が多いことを知り、ならば私も目指そうと思った次第であります。
先ずは日本地図を広げ、登っていない山をリストアップし、如何に制覇するか?この如何にという過程が私に更なる楽しみを齎してくれました。
深田久弥という一作家が選定した日本百名山ですが、北は北海道利尻島から、南は鹿児島県屋久島に点在しています。登山口までのアクセスを調べているうちに、その土地の風土や住まいにも興味を持つようになり、登山を口実に地方を巡る、現在ではそんな山旅になっております。
残り5座も来季には完登
十数年楽しんできた百名山も残り5座となり、来季には完登の予定です。趣味と健康維持も兼ねての山旅ですので、これで終わりということの無いよう、数年前より日本百高山、山梨百名山も意識して登るようになりました。還暦も近くなり、体力の衰えも感じるようになってきましたので、この2つに関しての完登は疑問ですが、まだまだ眺めたい景色が沢山ありますので、私の山旅はこれからも続きます。
広報誌「宅建NEWS」No.183号(2022年1月発行)掲載