会員コラム「私の宝」

私の相棒「ホンダCB1300」

県南支部
株式会社 京友不動産
代表取締役　杉澤 秀彦 さん

埼玉県の越生町で育ち、通学に必要と祖父に強請（ねだ）り、50㏄のバイクを買って貰ってから37年、相棒のバイクは50ccから1300ccに代わり、50代には少し大きい重さ270kgのバイクですが、体とバイクを整備しながら、関東周辺の峠や観光スポットを同じ趣味の仲間とツーリングをして楽しんでいます。

車には無い風を切る爽快感

不動産会社に就職した際に上司に「バイクは危ないから乗るな！」と禁止され、結婚したら「子供のためにバイクは考えてね。」と脅されて、バイクから離れかけた期間はありましたが、バイクに乗って季節の風を受けて走る爽快感、思い出の場所や初めての景色を体感出来るバイクは私の宝です。
先日もツーリング先で高齢のご婦人に「寒いでしょ。あなたは車持ってないの？」と声を掛けられました。微笑みながら「寒いけど楽しいですよ」と返しました。雨が降ればカッパが必要ですし、暑い夏はエアコンの効いた車をヘルメット越しに汗だらだらで眺めながら颯爽と走っています。

安全第１のんびりツーリング

会社の店舗にバイクを置いていますので、お客様や来店された周辺の方々もバイク仲間になり、20代から70代までの仲間と一緒にツーリングに行って、美味しい食事や日帰り温泉を楽しんでいます。今はインカム（耳へ装着して使用する通信機器）がありますので、仲間と会話しながらのツーリングです。

「バイクは危険」と言われます。確かに私のバイクもスピードメーターは260キロまで表示が付いています し、普通では体感できない加速力は有ります。この歳でバイク事故でも起こしたら「やっぱりバイクは危ない」と言われるのは解っています。乗れなく成らないように、家族に心配を掛けないように安全第一で、お土産を必ず買って帰っています。
今年の夏には、家族を連れてツーリングで美ヶ原の高原美術館と山梨の温泉に行って来ました。娘と妻に「お父さん良いところ知ってるね」と言われました。とても嬉しかったです。
今、若い方は車もバイクも乗らない方が多いようですが、勿体無いと思っています。1300ccが乗れなくなったらスーパーカブ（50cc）で免許返納まで楽しみたいです。

広報誌「宅建NEWS」No.185号（2023年1月発行）掲載